幸福学 (ハーバード・ビジネス・レビュー [EIシリーズ]) を読んでのメモ
- 作者:ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
- 発売日: 2018/11/08
- メディア: Kindle版
幸福学とは
本書では幸福とは3つに分けられるとされている
- ヘドニア : ポジティブな感情、感情として受け止めることができる幸福
- エンゲージメント : 我を忘れて仕事や創作活動・スポーツに打ち込んでいる状態。ハピネスな感情が発生しているわけではないが、広い意味で見ると幸せな状態である(とされる)
- ユーダイモニア : 長期的に持続する深い幸せ、日本語で「幸せな人生」を表すときの幸せに近い。
本書では主に「ヘドニア」について取り上げる。
職場での幸福の重要性
幸福な人間ほど有能な働き手らしい(特にデータに基づいた説明なし)
管理職アンケートによると、幸福な職場とは以下の条件を満たしたもの
- 将来に対する有意義な展望
- 意義のある目的
- 人間関係
幸福の心理学
- MRIなどによって幸福をある程度定量化することができるようになってきた。
- 結婚や試験の合格など、一般的に幸福に寄与しそうだと考えられている行動が定量化して確かめられた。
- だが、思っていたほど重要な要素ではなかった。基本的に1つの行動に対して幸福は長続きしない。3ヶ月間持続するような幸福は存在しない。
- 人間は自分で幸福感を見つけることができる。行動の報酬だけが幸福を作るわけではない。
- 手が届かないわけではなく、適度に困難な目標を追っている時が人々は最も幸福である → 挑戦は人を幸福にする。
- 些細なことの積み重ねが人を幸福にする。以下些細なことの一例
- 睡眠をしっかりとる、瞑想をする、運動する
- 利他主義を実施すること、人を助けると自分に返ってくる。
- 人脈を広げる。
- 一日に感謝したことをいくつか書き出して、その感謝を人に伝える。
インナーワークライフの質を高める「進捗の法則」
- 仕事のモチベーションは「進捗」によって大きく左右される。進捗が出ている時はやる気に満ち溢れているし、そうではない時は困憊している。